ラビッシュ・クマール(スーリヤ校第五期卒業生)
<夢は国家公務員>
出身:カランティ村、父親の職業:出稼ぎ労働者、母親の職業:主婦、兄弟:兄一人、姉一人。17歳。
ラビッシュは2016年3月、優秀な成績でスーリヤ校を卒業しました。卒業後、CBSE(インド中央政府教育機関)登録の私立高校ギヤン・バハルティで、11年生と12年生の2年間学びました。名称は高校ですが、11年生・12年生の教育内容は大学の教養課程に相当します。ここで2年学んだ後、大学の専門課程に進学するための試験を受ける予定です。専門課程は歴史学科を目指しています。
2018年3月から4月にかけて、12年生修了のインド全国統一試験を受験しました。結果は2018年5月末発表されました。
大変優秀な成績であったため、地元の大学ではなく、デリー大学に入学申請をする予定です。合否は8月から9月頃わかる予定です。
スーリヤ校在学中のラビッシュは、教師たちの間でも定評があり、いつも自分のことより他人のことを優先する、利他、そして無私の心を持った生徒だと言われています。
ラビッシュの村はガヤ空港の近くにあり、スーリヤ校からは7キロ程の距離があります。ラビッシュは毎日自転車で通っていました。今も、高校まで約8キロ、毎日自転車で通っています。家庭訪問をして、彼の家がとても遠い場所にあることを実感しました。40度を超える暑い日も休まず自転車で学校へ通うラビッシュは、何だか修行僧のようだと思いました。
ラビッシュの将来の夢は、国家公務員(地方長官など)になることです。そして、インドを日本のように発展させたいと願っています。貧しい子供たちが教育を受けられる施設を建て、質の良い教育を提供し、人々の間に幸福を広げて行きたいのだそうです。スーリヤ校で日本の人々から学んだ「与える愛」を、インドの人々に伝えたいと思っています。「与える愛」の教えを、インドの人々が学び、実践すれば幸福な人が増え、インドも素晴らしい国になる、そう思うのだそうです。そのためには、HSの伝道活動が必要で、ラビッシュは自分も伝道活動に参加して、主の教えを多くの人に伝えたいと語っています。
ラビッシュが一番感動した経典は「太陽の法」です。四正道と八正道の教えが好きだそうです。ラビッシュは大宇宙の根本仏主エル・カンターレの教えを一人でも多くの人に伝えたいと思っています。